思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

【映画】ホームアローン(1990年)

あのお茶目で明るい楽曲と、頬に手を当てるしぐさで叫ぶ子どもの印象はもう何度も見てきた人もおといんじゃないでしょうか。

ストーリーの流れとしては、まず親兄弟いとこやおじさんがいる中でないがしろにされているケビン少年の不満からくる願いから始まります。

 

 

「みんないなくなっちゃえ!」

 

 

本当にいなくなって、家の中にはケビン1人。

ホームアローンになっちゃった!

ということから始まるコメディー。

 

家族が慌ててる様や家をつけ狙う泥棒たち、隣の謎の老人などが物語を賑わわせてくれていましたよね。

 

オイラの中で何がアクセント効いてるかって、性格がヤバい、兄のバズですよね。

けっこう金持ちなんですよ、ケビンの家って。

お母さんが飛行機のチケットをと交換するために高価な指輪やロレックスの時計とかも人に譲ることも惜しまないくらい。

 

金に余裕がある家に産まれたが故にモンスター。

冒頭のシーンでは主人公であるケビンを下品にいびり抜き、中程の家族旅行でパリに行ってる時の姉弟の会話でも、8歳である弟のことを気にもとめないキレッキレに人でなしな三つの理由を吐きつける。

なかなか徹底した異常者ぶり。

 

圧倒的に弟のことを嫌い抜いているんだな、まさかここから弟と仲良くなるなんてことはなく、ちょっと懲らしめられるんかな、と思っていて、最後に帰ってくる家族たちとともに登場。

 

どういう心の変化があったのか最後のシーンでは、なぜがケビンの留守番を労い少し心の距離を詰めてジ・エンド。

予定調和でなく、懲らしめられないでそのままな展開も。鈴木おさむの奪い合い冬で秋元才加がやっていた役を思い出す。

 

ヤバいやつだったが悪知恵が働きそうなところがあったので、最後にはこの行動を取ることを良しとしたんだな、というのを感じ取ってしまったね。

そしてこのサイコパスなキャラがこの映画のドタバタにいい味付けをしていたかな、と。

バズには作中にガールフレンドが写真で登場するけど、きっとこういう『斜め上ワイルド系』を好きになったに違いないぞ。

 

それにしても違うタイプだけどケビンも賢いし、バズもずる賢い、頭のいいところはパパが裕福なので遺伝したように思う。

ただ、ここの家のパパはどんな背中を見せてるんでしょうかね?

子供どもが思うように育てられないのはどこの家も一緒か〜。

 

 

監督:クリス・コロンバス

キャスト:マコーレ・カルキン(ケビン) デヴィン・ラトレイ(バズ)