アベンジャーズの一つの作品としてという視点から見て。
ハイテクスパイディ。
フレッシュで子供っぽいスパイディを楽しむ、それがこの映画の醍醐味。
また、前シリーズのベン伯父さんの死の部分はカット。
おばさんも若返っててセックスアピールがある存在になるなど、重たい部分をフレッシュに。
前半部分はたしかにトニーも危なっかしくて仕事任せられないようなピーター。
ただ、忙しいことにかまけてろくに相手にしなかったら起きている問題が大きくなってしまってね。
郵便ポストに入っているDMのように本当に重要なものの見極めは難しい。
今回のスパイダーマンの特徴であるテクニカル面も現代的。
糸を使ってムササビのように飛んだり、胸からドローンが出たりする。
ちなみに、このスーツは何百万ドルもするらしい。
罪悪感の問題も
トニーの責任
そして、毎度おなじみ、お待ちかねの父バレ。
車の中で緊迫感のある会話があり、言い含められるも正義の心は逆に燃え上がり最終対決へ。
飛行機の中での映像は大スペクタクルがあり、その後、敵であるバードマンと地上でもみくちゃになる。
その後、ピーターはバードマンの自爆危機から彼を救うところが正義の心を強く表していて、良い。
最後はピーターの恋破れる結果になったが、ところどころでフリがあったミシェルが『MJ』と呼ばれていることを次回作の発表とさせていただきます、のような形式をとっているこの映画は、たしかにまだ続きを見たくなる。
悩みなどの描写の少ない、吹き抜ける青空がうつしだされるスパイダーマン、これもこれで素晴らしかったわ〜。
監督:ジョン・ワッツ