※大喜利元ネタ
■大列車強盗(1903)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、11本目。
以下、ネタバレ備忘録。
この作品は、いわゆるハリウッド初の映画ということみたい。
強盗を題材に扱っていてメインで見れるのは強盗側の行動であり、それを追いかけるシーンの方が圧倒的に少ない。
すでにこの時代から普段自分ではやらない、非日常のサスペンス要素への欲求があったのかもしれないね。
印象に残ったのは、列車を奪って途中で止めた後のシーン。
乗客がワラワラと列車から降りてきてそこから一人の男が逃げ出す場面があり、その男を強盗は銃で撃つ。
やはり、ハリウッド最初の映画だろうが、1番のサスペンス要素の「死」はつきまとうんだなあ。
そしてそれがみせしめになり、その後みんなから財布出せってやってるところは、まだ地元の不良の拡大版のようでスケールが未発達な感じがしてね。
ちなみに、その前では列車の上から人を外に放り投げるシーンもあったりして、「死」のサスペンスフルさがここにも。
「死」は共通して感情移入しやすいもんね。
さすがハリウッド、最初からだったか〜。
そして、最大の見どころである男がこちらに向かって銃を撃ってくる、というシーンも当時は痺れたに違いないよね。
時間が短いので軽い気持ちで見るのも良いでしょうね。
映画の黎明期を感じられる作品でした。
製作
アメリカ
監督
出演
ジャスタス.D.バーンズ