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「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

思いあまって崖から落ちた女性が奇跡の生還。何があった?【映画大喜利1000本ノック】

映画大喜利

 

 

Q.

 
思いあまって崖から落ちた女性が奇跡の生還。何があった?
 
 

 

 

 

A.

 

そのことは、落ちていく様を連写していたカメラマンのカメラの中に。

 

 

 

 
 
 
 

大喜利元ネタ

 
 
國民の創生(1915)
 
 
 
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、18本目。
以下、ネタバレ備忘録。
 
 
1860年代、南北戦争を背景に北南それぞれの家族に起きた悲哀を描いたドラマ。
それぞれの兄妹同士が恋人になり、敵味方となり、そんな彼らの動乱の時代を映し出す。
 
監督のD・W・グリフィスは文献を調べて史実に基づいた作品としたけど、南側の偏りが大きかったね。
恣意的に人民の心を動かしていたと思われても不思議ではない作品。
本当に1915年公開で、まだ映画というものがどれだけ民衆に影響を及ぼすかわかっていなかったのかねえ。
 
やはり、サイレント映画の初期の大作、演技の身振り手振りが大きくて、興味深い。
声を出さないでも感情を表現しようとしているところは自分もアルコールを最大限に楽しむため酒の席で使ってやろうかな、と思う。
 
そして、一番ショッキングなのは黒人に襲われそうなって純血を守るために崖から飛び降りるシーン。
 
遠景に崖を大きくとらえて、女性が飛び降りる。
人形に変えたときの細かい部分を映す必要がないのと、ダイナミズムを感じたねえ。
 
あとは、この作品はこの時代の最新鋭の効果的な映像技法がとられているのだけど、クローズアップされた女性は、100年前でも美しい。
 
この映画のおかげで、黒人差別が助長されたという負の面はあったが、これをもとに映画のアイデアが発展したんですって。
 
全く、罪な映画ですねえ。
 
 
製作国
監督
メエ・マーシュ