※大喜利元ネタ
■フランケンシュタイン(1931)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、20本目。
以下、ネタバレ備忘録。
マッドサイエンティストのヘンリー博士が死体に生命を吹き込んだらできた怪物を創り、人々を恐怖に落とし入れる話。
ストーリーテラーから始まるのは洒落てるねえ。
怖いなら見ない方がいいよ、みたいなこと言って、怖いものであることを強調してるんだよね。
かの有名なフランケンの初期の映像化作品なんだけど(最初ではない)、このフランケンはただ生命を吹き込まれただけで目的が特に定まっているように見えず、神出鬼没で怖がらせるような役回り。
これはこれでかわいそう。
ただ、生きてるだけなのに、ついつい人を殺してしまって(これが一般人からしたらダメなんだけど)、人々に忌み嫌われる。
少女マリアのくだりが印象的。
マリアが花を飛ばして浮いているのを見て、フランケン、マリアを湖にドボン。
これが、「キミモウカベバ、タノシイ。」だったのか、ただアブノーマルな脳を入れられたからアブノーマルなことやっちゃったのか。
この入れるための脳を盗む時の助手の間抜けなミスが悲しい運命を決定づけちゃったのよね。
あの時、ノーマルの脳だったら優しいジャイアンだったのか。
個人的に思うに、なかやまきんにくんの脳を入れれば誰も死なずにすんだと思うよ。
今見ても見た目は怖くはないけど、わけわかんないことされる怖さは共通だなあ、というのは感じた。
製作国
アメリカ
監督
ジェイムズ・ホエール
出演
コリン・クライブ