※大喜利元ネタ
■スタア誕生(1954)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、23本目。
以下、ネタバレ備忘録。
無名の歌手だったレスターが俳優ノーマンに見出され、ヴィッキー・レスターとなりスターダムにのぼり詰める話。
作品の最後に、「ノーマンが自分がいたらレスターのためにならない」と思い自死を選ぶシーンの朝日が眩しく、切ないね。
レスターがノーマンのためにする家でのダンスショーは楽しいが、ノーマンの気持ちの晴れなさが消えないのを考えると仕事って大切だね、としみじみ。
ノーマンの死後、立ち直れないレスターに、昔からの知人ダニーが、破壊ばかりしているノーマンが唯一レスターへの愛と成功だけが宝物であり、それを無くしてしまうのか、と説得するところが、熱かったですね。
その後、レスターは舞台に出る決心を固めるんですよね。
明るいところはやはり、歌とダンス。
劇中劇の、一人の成功物語を舞台を変えて歌い踊るダンスは、華やか。
しかし、オイラはどちらかと言うと、光り輝いているレスターより、ノーマンへの思い入れをしてしまいました。
光があるから影がある、明るい音楽があるから没落の虚しさをなんとか拭い去れる、切なめの作品でしたね。
製作国
アメリカ
監督
出演
ジェームズ・メイソン