※大喜利元ネタ
■有頂天時代(1936)
『死ぬまでに観たい映画1001』より、35本目。
以下、ネタバレ備忘録。
婚約者のいるタップダンサーが、出稼ぎ先でダンスパートナーと恋に落ちる話。
このフレッド・アステアという人はの作品は本当華やかだね。
そして、どのダンスシーンも
「タップダンス、UMEEEEE!!」
ってなる。
特にアステア=ラッキーがメインで踊るラインダンス、影絵と踊るシーンは、目が釘付け。
人間の成せる技なのか、と息を飲んでしまう。
話はニューヨークで出稼ぎに来て女性ダンサーと知り合い、ショーに出ることになり、やはり恋に落ちて、というラブロマンス。
脇を固める道化の役まわりのおじさんと、それをたしなめるおばさんも良い。
途中、ショーの契約で3万ドルで契約しよう、という申し出を目標金額の2万5000ドル超えるからって1万5000ドルに下げるところは軽妙。笑っちゃう。
そして、物語のラストでニューヨークでラッキーの婚約者がやってきて、その女性に好きな人が別にいるから結婚できない、と告白しようとするシーン。
そしたらなんと、相手も他に愛している人がいるようで、皆大笑い。
そして彼女がライバルの指揮者と結婚しようか、というシーン。
冒頭のシーンにあった、「ズボンの折り目」ネタで、結婚式まで時間稼ぎ。
結婚式場で、みんな笑いながらさっきの話をしているところ、ライバル指揮者登場。
ダブダブのズボンを履いている姿にまた爆笑。
こんだけ笑われてんのに、指揮者、主人公に恋人奪われても音楽指揮してあげてんの。
なんでこんないいヤツなの、ってのが面白い。
とても煌びやかで、軽やかな気分をフワフワさせてくれる作品でした。
製作国
アメリカ
監督
ジョージ・スティーブンス
出演
ラッキー:フレッド・アステア
ペニー:ジンジャー・ロジャース