思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

「オイラ炭鉱で働くのやめる!」あんなにも炭鉱の仕事を誇りに思っていたのにどうして?【映画大喜利1000本ノック】

映画大喜利

 

 

Q.

 
「オイラ炭鉱で働くのやめる!」あんなにも炭鉱の仕事を誇りに思っていたのにどうして?
 
 

 

 

 

A.

 

なんの影響か知らないけど、クラウチングスタートで毎日炭鉱の掘削ポイントまで走らされる。

 

 

 

 
 
 
 

大喜利元ネタ

 
 
 
 
 
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、40本目。
以下、ネタバレ備忘録。
 
 
ある谷の炭鉱で働く家族に起きたことを末っ子ヒューを中心に置いて描いている。
ヒューの初恋、労働組合の話、姉と牧師の結ばれぬ恋、、、最後は親父が炭鉱の爆発に巻き込まれます。
 
まず、同じく働いていても給料が下がっていったり、明日からもう来なくていい、と言われる炭坑夫たちを見て、どこでも経営者と労働者というのはうまくいかないもんだ、という印象でしたね。
 
いくらその仕事に誇りを持っていても、世の中は変わっていく。
 
それを息子に言葉では教えなかった父だけど、結局、頭の良かった末っ子ヒューも炭鉱で働く、と言い出してね。
勉強してもっといい暮らしもできるだろうに、この谷が好きなんだろうねえ、って。
土地や家族に想い入れが強いのがうらやましい。
 
 
それと、日本もそうだけど、宗教ってのはほんとあやふやだな、って。
 
キリスト教であっても所変われば品変わる。
この場所、この時代のキリスト教は、戒律を重んじる人が聖職者として教会にいたりして。
 
こいつがキリスト教徒のくせに姉の友達に悪魔のような怒鳴り散らかし方するんですよ。
全然人助けしないし。
 
あと一番印象に残ったのは、牧師の大説教かなあ。
その牧師と姉が愛し合ってるという噂が近所中に広まって。
 
そいで、牧師は教会に一堂を集め、あんたら神の話聞いてたのか、心さもしいことよくやれるな、あなたたちは何もわかってないと、スパッと切る。
誰も言い返せないんだよねえ。
ただ、恐怖から逃れたいだけで教会に通っている人たちだから、そんなガッツリキリストを崇め奉ってないんだろうね。
人の噂は盛り上がりやすいけど、キリスト的には我慢しなさい、ってことだよなあ。
オイラもできるだけ頑張ってます。
 
そもそも最初に井戸端会議した時に噂を広めたおばちゃんも、プライドが高くて。
奥様になった姉に軽くあしらわれ、傷けられたのが発端。
これも我慢せえってね。
しんどいよねえ、人生って。
 
話自体は労働者の話なので、この時代に身近に感じる人が多かっただろうなあ、共感性が高い映画だったのかもなあ、と思わせるものでした。
 
 
製作国
監督 
出演
アンハード(姉):モーリン・オハラ