思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

厳しい規律の中で、微妙な規律。 何?【映画大喜利1000本ノック】

映画大喜利

 

 

Q.

 
厳しい規律の中で、微妙な規律。 何?
 
 

 

 

 

A.

 

親が悲しむことはしない

 

 

 

 
 
 
 

大喜利元ネタ

 
 
 
 
 
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、43本目。
以下、ネタバレ備忘録。
 
 
戦艦内のロシア水兵から始まる、反乱の話。
 
なんというか、異常な迫力だったね。
役者が力強く、迫真の演技。
顔のアップがあって、その表情が解放的。
そこから感じるんだろうなあ。
 
そもそも、ウジ虫の湧いてるスープ食わそうとしてるのがこの反乱の始まり。
 
さらにウジ虫のスープを食べなかった水兵を撃ち殺そうとする。
 
そこで不満が爆発して、上官たちをぶっ叩き、海へ投げるところがまた、スカッとする。
 
 
また先導したワクリンスクが死んで英雄になるところもこの反乱の重要な要素だよね。
 
みんな神格化しちゃって、一致団結。
 
港の狭い道を肩と肩をぶつからせながら、数百人が追悼してコインを投げ入れる。
 
さらに多くの群衆が画面いっぱいに歩く姿も何かこれから始まるんだ、という強いインパクトを感じることができる。
 
人の心とはこう動くんだなあ、と。
 
 
そして特に有名な、「オデッサの階段。」
体制側はそんなポチョムキン水兵たちを許すはずもなく、味方した民衆ともども撃ち殺そうとしてくる。始まる虐殺。
 
この逃げることと駆け降りることを掛け合わせた映像の撮り方がすごい。
 
それによって放たれた、例の乳母車のシーンの緊張感。
 
無声映画ならではの誇張された身体表現も特別に光って見える。
 
 
また、全体的に音楽がその場面にピタリとはまっていて、感情が波立ちがさらに大きくなってね。
 
だいたいのシーンがついついジーンときちゃう。
 
最後は戦艦でオデッサに向かい、敵かと思った戦艦が味方してくれることになって、ジ・エンド。
 
「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方なのに、なんだか見応えスッキリ。
 
 
立ち上がりたい時に見ると勇気が湧く映像の流れだと感じるような作品でしたね。
 
 
製作国
ロシア
監督
セルゲイ・エンゲンシュタイン
出演
アレクサンドル・アントノーフ
銃で打つ士官グレゴリー・アレクサンドロノフ
セルゲイ・エンゲンシュタイン