※大喜利元ネタ
■静かなる男(1950)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、96本目。
以下、ネタバレ備忘録。
生まれ育ったところに帰った男が一目惚れした女を兄という障害を超え妻にする話。
思い出の地に帰ってきた主人公ショーン。
いきなり美女(メアリー)が羊を世話しているのを見て、一目惚れ。
その後、二人は逢引きをして、結婚の申し込みまでに。
しかし、舞台となった地アイルランドの一地方であるここでは、家族の許しがなければ結婚ができないしきたりがあったのであった。
で、メアリーの兄が、どうしようもなく荒々しくワガママな男で、妹との結婚を許すはずもなく。
それを気に揉んだ友人たち。
一策講じて、メアリーの兄に対して、好意を抱いているサラと結婚するには家に女性がいるのはおかしいとかなんとか言って言いくるめて、ショーンと結婚させて家から出したら?と提案。
流れに乗り、嫁がせることにしたメアリー兄。
そして、結婚式の当日。
メアリー兄は結婚した瞬間、その結婚式場でサラにプロポーズ。
雰囲気が整っていない中で告られたサラは怒り出して拒否。
兄も、お前らに騙された、と持参金を拒否。
持参金0で嫁いだメアリー。
とても悔しがり、バラ色の結婚生活とは程遠い状況。
この持参金が、メアリーにとって、またこの国のこの地方の習慣として、とても大切なものであるというところ。
お金やモノなんて良いじゃないか、とアメリカ感覚のショーンはメアリーを諭しますが、そこは文化の違い。
メアリーは落ち込みまくります。
ショーンとメアリーの仲はたちまち肌色が悪くなり、メアリーはどっか他の町に行こうと列車に乗り込んで。
そこで、決意したショーン。
列車まで向かい、メアリーを列車から引っ張り出して、強引にメアリー兄の元まで連れて行きます。
靴が脱げようとも、わめこうとも。
メアリー兄の前にメアリーを放り出すショーン。
持参金を出すように兄に言いますが、出そうとはせず。
そこで、メアリーとの結婚は成立しないから返す、と伝えて。
そうすると兄も持参金を出さざるを得ず。
その金を近くの焼却炉に捨て、メアリー兄との決闘に流れ込みます。
実は、ショーンは元ボクサー。
誤って人を殺してしまったと思い込み、人と争うことはしたくはなかったんだけど、、、
まあ、その後は兄をボッコボコ。
兄もそこそこタフネスだったので、強いやつ認めたみたいになってなんか仲直り。
最後はその兄とサラとの交際が始まるところをみんなで見守り、ジ・エンド。
この、交際が始まるところもしきたりがある、というのはショーンとメアリーでもあったシーン。
世界って多様な文化があって面白いと素直に感じた映画でした。
製作国
アメリカ
監督
出演
ショーン・ソーントン:ジョン・ウェイン
メアリー・ケイト・ダナハー:モーリン・オハラ
レッド・ウィル・ダナハー:ヴィクター・マクラグレン