※大喜利元ネタ
■裸の拍車(1953)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、97本目。
以下、ネタバレ備忘録。
サイコパス気味な賞金首を行きがけで知り合った三人が疑心暗鬼を抱えながら連れて行く、といった作品。
農場を買い戻したい男（ケンプ）が賞金首（ベン）を追いかけているところから話は始まり。
そこに、金鉱を探ししているおじいさん（ジェシー）、軍を除隊させられた男（ロイ）とで、その賞金首を捕まえて。
その賞金首にはリナという女性がおり。
5人で賞金を渡してくれ街まで同行することに。
最初は賞金首と知らずに悪い奴だから、と捕まえることに協力したジェシーとロイ。
しかし、それが賞金首だとベン自身から吹き込まれ、当然、三等分の要求をします。
ケンプ、それを仕方なく承諾。
ケンプには、自分の持っていた農場を買い戻したい、という目的があったのですが。。
そこからは旅行く仲間でありながらも疑心暗鬼があり。
ベンはそこから3人の関係を突き崩して生き残ろうとして。
ロイが追われているインディアンとの戦いに巻き込まれ、ベンのケンプへの馬からの突き落としやリナを使っての色仕掛けがあり。
そしてベンはジェシーに金鉱のありかを教える、と吹き込み、皆が寝ている間にその場を抜け出し。
離れたところで、ジェシーに発砲。
ジェシー、夢半ばで死にます。
リナは、そりゃないよ感を出して。
その後ベンはリナも押さえつけるように乱暴になり。
発砲を聞きつけたケンプとロイは、ベンのところへやってきます。
崖を上るケンプの投げたナイフとのけぞったところをロイが狙撃して、ベン、死亡。
そのままその身体は崖から川へ。
川に落ちた死体を賞金がもらえるからといって岸にあげようと川へ飛び込むロイ。
しかし、あえなくロイ、大木のアタックにより、川のどこかへ流れてしまい。
残ったリナとケンプ。
お金のために、と死体を持って行こうとするケンプ。
それを言葉では止めないけど、それでも愛した男と、やめて欲しがっているリナ。
無言の圧力により、ベンの死体をそこに埋め、二人でリナの行きたがっていた自由の地、カルフォルニアに向かい、ジ・エンド。
3人のソフトな疑心暗鬼が見られる、緊張感のある映画でした。
製作国
アメリカ
監督
出演
ハワード・ケンプ：ジェームズ・スチュアート
リナ・パッチ：ジャネット・リー
ベン・ヴァンダーグロート：ロバート・ライアン
