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「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

お忍びの王女と撮ったたくさんの写真。 「こんなのあったっけ?」どんな写真?【映画大喜利1000本ノック】

映画大喜利

 

 

Q.

 
お忍びの王女と撮ったたくさんの写真。 「こんなのあったっけ?」どんな写真?
 
 

 

 

 

A.

 

王女が一枚ずつナンバーズ4をズラしながら当たりかどうかを確かめている写真

 

 

 

 
 
 
 

大喜利元ネタ

 
 
 
 
 
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、100本目。
以下、ネタバレ備忘録。
 
きつい体制の王女業務に嫌気が差して滞在先のローマでちょっとの間羽を伸ばす話。
 
某国のお姫様、アン。
いらねえよっつってるのに、ミルク持ってくる御付きの人に文句も言えず、もう気が狂いそうになっちゃって、ドクターを呼ばれて、睡眠薬投与。
 
御付きの人たちがいなくなったあと、アンは屋敷を抜け出して、夜の街に飛び出します。
 
そこで出会ったのが、新聞記者のジョー・ブラッドレー。
彼は親切にも誰だかわからない道端で寝ている彼女を起こし、結果的に自分の家で休ませてあげます。
 
起きたのは昼過ぎ。
 
彼は今日行く予定だった、某国のお姫様の会見に行くことができず、とりあえず出社。
 
上司に怒られつつ、目に入った新聞の写真。
 
昨日家に来て泊まらせたあの娘だ、と気づき、上司にトクダネの話を持ちかけます。
 
約束を取り付けたジョーは、家に帰り。
 
 
起きたアンに昨日のことを話しつつ、お風呂に入れたらば、仲間に電話して協力を仰ぎつつ。
 
当面のお金を借りようとしたり、お姫様をこれからどうしようか、と考えて。
 
しかし、アンはとりあえず帰る、言って出て行き。
 
ジョーはどうして良いかもわからず、とりあえずお金を貸して、アンの跡をつけます。
 
解放されたお姫様は、街の中でしたことのないことをしまくり。
 
靴を買ったり、髪を切ったり。
 
髪を切る前でも、ずっと見ていたいお人だったけど、髪を切っても神がかって美しい。
 
そこで、ダンスパーティに誘われたりしてね。
 
そして、そのあと、尾けていたジョーはアンに声をかけ。
 
ジョーは、一日遊ぶことに付き合います。
 
まずは、カフェテラスでお茶をすること。
 
しょっぱなからシャンパンを注文され、即効パンク。
早く友達が来てくれることを願います。
 
カメラマンの友達アーヴィング到着。
 
ここからのやりとりが面白くて、「絶対にバレてはいけない24時」と言ったところで、アーヴィングがお姫様にソックリなことを口に出そうとすると、コーヒーぶっかけたり、足引っ掛けたりでコントみたいに身体に揺さぶりをかけられます。
 
たまりかねたアーヴィングは、ジョーに詰め寄ると、ジョーは共に別室へ。
 
そこで、目の前にいるアーニャと名乗るじゃせいこそが、アン王女であることを明かし、写真を売ろうぜ、と持ちかけます。
 
アーヴィング、承諾。
 
そして、ここから、アンにとって、とても楽しい王女としての休日が始まります。
 
スクーターを二人乗りして、ローマの観光地を巡り。
 
真実の口のジョーがふざけて手を食べられちゃった!とするシーン。
 
アンのリアクション、ピュアなんですよね。
なんですかね、理想がそこに存在するんでしょうか。
 
美しくも純粋。
 
 
今でも憧れさせられる女性だなあ。
 
アーヴィングがそこかしこで撮った写真欲しいもんね。
 
 
そんでその先は、髪切った理容師からの誘いがあった川辺のパーティに三人で赴き。
 
いよいよ王女の居場所がバレてしまって、黒服どもの包囲されて。
 
そこで、てんやわんやの大捕物、辛くも二人は川に飛び込んで逃げ切り、そこで勢い余ってキッス。
 
部屋に戻り、帰りたい帰りたくない帰りたくないの一句を読むようにして、流れてきたラジオを決め手に王女はまた王女としての生活に戻る決意をして。
 
そんで、ジョーも王女のいた屋敷まで車で送ってさ。
 
車の中でまたキッス。
 
 
人間だもの。
 
 
そりゃああんな、試行錯誤を重ねた末に採れたこの世に二つとない真紅の薔薇みたいなお人とお近づきになれたらねえ。
 
 
アンはこの角を曲がったところで振り向かないで、なんつって、正体がわかってるツルの恩返し状態。
 
まあ、もらったものは何にも変え難いものだったのかもしれないですが。
 
戻ったアンは、何があったか問い詰められるもの、体調不良を押し通し、アン王女の国民のことを想わなかったら、今日ここに帰らなかった、と執事たちに伝えて、さがらせて。
 
いつものホットミルクみたいなやつも、いい加減いらねえ、つって。
 
一皮むけた、新生アンになりました。
 
次の日。
 
ジョーは上司にトクダネのの話を迫られるも、もう、そんな気にはなれず。
 
アーヴィングがやってきてそのことを話そうにも、お茶ぶっかけてトクダネの話を遮ったりして、昨日あったことを綺麗な思い出にしようとします。
 
アーヴィングもなんとか承知。
 
そして、一日ずれた、王女の記者会見に二人は赴き。
 
アン王女が出てくると、目の前には二人の姿が。
 
ここが、この映画のニヤニヤするところ。
 
果たして、ジョーとアンは何を考えていたのか。
 
この後のシーンで、その端々を感じ取れたりしてね。
 
アーヴィングは写真を誤魔化しながら渡し。
 
ジョーは、ただ自己紹介をして、アンも、お会いできて光栄です、とだけ。
 
 
 
アンは少し物悲しげにジョーの方に目をやり、そして記者会見は終わり、名残惜しそうに、ジョーは帰路に着くのでした。
 
アン王女が、イタリアのどこが良かったですか!?の問いに、「ローマです」と答えるシーが痺れる、限られた時間の中だからこそ起きうるやるせなくも美しい、そして儚い作品でした。
 
 
製作国
監督
出演
ジョー・ブラッドレー:グレゴリー・ペック
アーヴィング・ラドビッチ:エディ・アルバート