※大喜利元ネタ
■オペラハット(1936)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、103本目。
以下、ネタバレ備忘録。
急に遺産が転がり込んできた男が、都会に出てきて、恋にビジネスにてんやわんやする話。
伯父が死んで、急に遺産が入ることになったディーズ。
そのお金をつけ狙ってくるのは、伯父の周りにいた弁護士たち。
そして、急に大金が舞い込んできた男からとくダネを引き出そうとしている新聞社の女性記者。
このあたりの人々で物語は進んでいきます。
女性記者(ベイブ)は、面白いネタを引き出したく、いつもの手として、ディーズの家の近くで倒れるフリをして、かよわい女性を演じて。
そこで彼女を助けるディーズ。
すぐに食事をさせてくれて。
文壇レストランで馬鹿にしてきたやつぶん殴ったりして。
それから、彼女を誘い出し、いろいろなところに連れ出します。
そこで、目につくのが、彼女の書いた新聞記事。
ディーズは、シンデレラ男とあだ名されていて、憤慨。
ベイブも、気まずい表情を見せて。
そして、ディーズは彼女が新聞記者と知らぬまま、彼女に自分の詩を読んでもらった後、彼女にプロポーズ。
返事は明日でいいから!、っつって、走り去ります。
その後、ベイブは自分の行動を反省して、新聞記者をやめることを決意。
ベイブも、ディーズに本気になってしまうのでした。
彼女を待つように家の中で支度をするディーズ。
最高級の食器、フォアグラなどを用意して、張り切っていて。
そこに不幸の知らせが。
彼女が新聞記者だということを世話役のコッブが伝えにきて。
ディーズは騙されていたことに大ショック。
悲しみに打ちひしがれ。
そんな矢先、1人の農夫が、仕事無くなった、成金野郎め、と銃を持って屋敷に乱入。
しかし、農夫は途中で思いとどまり、ディーズからの温かい飯にありつきます。
そこで、ディーズは手に余らせていたおじさんの遺産のほとんどを人を救う農業企画に突っ込むことを決めます。
さっそく、それは新聞に載り、職を無くした人々がものすごい勢いでディーズ邸に押し寄せて。
審査する、ディーズ。
そこに、金を使われたくない弁護士側の魔の手が。
ディーズ精神状態不良として、病院に押し込めようとします。
抵抗せず、付き従う、ディーズ。
病院に閉じ込められると、もう何もかもやる気が失せた様子。
コッブの説得にも動かず、そのまま責任能力が歩かないかの審判へ。
ベイブもこれら一連の騒動は自分のせいだと、ヤキモキします。
しかし、みんなからの応援もあり、ディーズ復活。
理路整然と自分の行動を説明し、相手弁護士をぶん殴り、やり込めます。
そんで、ベイブと抱き合ってジ・エンド。
金があるってだけでは周りにいいやつ悪いやつ寄ってきて気持ち悪い感じになるもんだな、というのがわかる映画でした。
製作国
アメリカ
監督
出演
ベイブ・ベネット:ジーン・アーサー
コーネリアス・コッブ:ライオネル・スタンダー