※大喜利元ネタ
■影なき男(1934)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、110本目。
気取った探偵が、スラリと連続殺人事件を解決する話。
全体的にオシャレさを感じるのは主人公が飄々として気取っているのが大きいよね。
酒も飲めるし、拳銃もかわし。
何をしてもさらさらとでうまくいく。
春の小川のようであり、風に吹かれる柳のよう。
しかも、金持ちのカミさんもいて。
何事も難なくできる、隣にいたら羨ましいタイプのヤツだし、さらに人から嫌われる嫌味もない。
ああ、こうなりたい、とふと思ってしまったね。
そして、最後の犯人を割り出すときも、わざわざ容疑者や関係者呼び出してみんな同じテーブルで食事を取るようにさせて。
こういうのがルーツで、金田一のお話とか作られたのかね。
奥さんと探偵の関係性も洒脱な、軽やかな作品でした。
製作国
アメリカ
監督
W・S・ヴァン・ダイク
出演
ニック・チャールズ:ウィリアム・パウエル
ノラ(ニックの妻):マーナ・ロイ
ドロシー:モーリン・オサリヴァン