※大喜利元ネタ
■三つ数えろ(1946)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、119本目。 以下、ネタバレ備忘録。
ハードボイルドな探偵が、将軍から娘に対しての恐喝について調べて欲しい、という依頼を受け、どんどん深みにはまっていくも、飄々と解決する話。
いや、飄々と、って書いたけど、感情を表に出さないキャラクターというで、やっぱり死と隣り合わせには動いているね。
ただ、監督がそうしたいのか、ハンフリー・ボガードがこういう役者なのか、『カッコいい』に全振りしてる感じで、この探偵役から焦りや悔しさなどは感じられないのよ。
そして、それにも増して、この映画。
複雑でわけわからん。。
依頼もそんな危険なこと続けなくて良いんじゃないの?
殺された知り合い、別にそんなに仲良くなかったんでしょう?
そして極め付けは、最後の探偵マーロウ(ハンフリー・ボガード)が、黒幕マーズを追い詰めている雰囲気のシーン。
なんで部下に「最初に出てきたやつを撃て」、って言ってたおいたのにドアを飛び出ていった?
出ていかないとマーロウに撃たれるから、なんだろうけど、なんでマーロウがその最初に出てきたやつを撃て、ってのを知ってたんだ!?
見返しても、そんなシーン無いし。
もう一つ言うとなら、ここに来る途中、捕まったマーロウをビビアンもなんの理由でかわからないけど、縄を解いてくれるしさ。
まあ、ビビアンがマーロウのことを好きなんだろうけど、わかりづらい。
間違い探しで言ったら「ほくろが100個ある方と99個しかない方で違いがわかるかな?」って言われるくらいわかりづらいわ!
今も昔も、原作を知らないと着いていけないものがある、と言うものの代表作になっているんじゃないか、と思うような複雑に入り組んだ人間関係と物語の作品でした。
製作国
アメリカ
監督
出演
ヴィヴィアン・スターンウッド:ローレン・バゴール
本屋の店員:ドロシー・マーロン