※大喜利元ネタ
■めぐり逢い(1959)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、123本目。 以下、ネタバレ備忘録。
豪華客船で知り合った男女が、船を降りて結婚を約束するも、ある理由でその約束が果たされず、やきもきする話。
大金持ちの婚約者のいるプレイボーイ、ニッキー。
豪華客船で、テリーという一人の女性に出逢います。
このテリーも、恋人がおり。
それでも、二人は惹かれ合い。
豪華客船という広くない場所で、お互い恋人がいる中で何度もニアミスをして。
・・・このニアミスがめぐり逢いなのか?
なんか、「たまたまよく会っちゃう」くらいの感覚だけど?
とまあ、船の中のみんなもニヤニヤして二人のことを遠巻きに見守っているような、冷やかしているような状態。
そんで、仲良くなりつつある時に、途中下船のタイミングで、ニッキーのおばあちゃんちに二人で行ったりなんかして。
そんで、テリーがおばあちゃんに気に入られて、なんか羽織るヤツくれる約束してもらったりして。
その先はやっぱり愛し合って。
二人は、半年後に結婚を約束して、エンパイアステートビルで待ち合わせることにします。
ほとんどやっていなかった絵を書くことに力を入れるニッキー。
半年後、テリーもウキウキでエンパイアステートビルに向かい。
もうあと数十歩でビルの入り口か、といったところでエンパイアステートビルのてっぺんに目をやり、その不注意から交通事故に遭います。
時間になってもテリーが現れないのを待つニッキー。
夜遅くまで待ち続けます。
一命を取り留めたテリー。
しかし、交通事故の後遺症で、歩けなくなってしまっていたのです。
ニッキーに迷惑をかけたくない一心で、連絡を取らないテリー。
同情をされたくないみたい。
紹介してもらった仕事で、子供たちに歌を教えてます。
しかし、ニッキーにしたら、約束の時に来なかったことに引っ掛かりがありつつも、それでも絵を描くことに没頭して。
渾身の作品ができたことで、一皮剥けことを知り合いにも認められて。
ある日、ニッキーは元婚約者に誘われて劇場に。
その帰りに、テリーとテリーの元恋人ケネスと顔を合わせます。
二人が発したのは、「こんにちは」という言葉だけ。
優しいケネスは、よっぽどニッキーに本当のことを打ち明けようか、とテリーに促すものの、テリーは拒否。
迷惑をかけたくない一心のことです。
次の日はクリスマス。
一人になったテリーの自宅ににニッキーが訪れ。
テリーからこなかった理由を聞き出そうとして。
それでもはぐらかすテリー。
ニッキー、すだに亡くなったおばあちゃんから預かった肩から羽織るヤツ、テリーに渡して。
話はニッキーの絵の話になり。
渾身の作品を描いたのがひとに渡った、と。
その人はその絵に惚れ込んでいたが、お金がなさそうだっとのと、何か障害があるようだったので、寄付した、と。
それは、若い女性だった、と、言ったところで、隣の部屋に。
その部屋には、自分が描いたおばあちゃんとテリーが二人でいる姿の絵画が飾られていたのです。
全てを悟ったニッキー。
すぐさまテリーに寄り添います。
テリーも謝ったりなんだり。
歩けるようになるさ、とニッキー。
二人は愛を確認。
映画は、ジ・エンド。
いじらしいテリーの姿が応援したくなる、愛し合う二人の一生懸命な物語でした。
製作国
アメリカ
監督
出演
ニッキー:ケイリー・グラント
テリー:デボラ・カー
ケネス:リチャード・デニング