※大喜利元ネタ
■アクメッド王子の冒険(1927)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、131本目。
以下、ネタバレ備忘録。
世界初の長編アニメーションで、影絵でつくられている。
アラビアっぽい国の王子であるアクメッドが冒険をし、さまざまな困難に立ち向かう。
お話としては、アクメッドが悪い魔法使いに変な馬に乗せられてそのまま怪しい島にたどり着いたらそこの女王がすこぶる美人で、お互い惹かれあって、そんでその王女がさらわれたりそれを助けたり、といった内容。
それが影絵で表現されているから、シンプルにすごいな、と思うのと、これ作るのに気が遠くなる作業必要だろうな、と。
一人で作ってるみたいでしたからねえ。
知人も、手作業で何か作り始めたら、気づいたら夜になっている、っていうことも言ってましたし、まあ、それを長期間に渡ってできる人なんでしょねえ。
その知人は、集中しすぎて頭痛くなる、ってな話で、またそれもちょっと危ないところではありますが。
そして、なぜか話の間にアラジンが入り込んで来るんですよね。
アクメッドの妹で魔法使いにも狙われているランプの魔法の精なんかも出てきちゃったりして。
「これがアラジンの元祖で、切り離されて今のアラジンがあるのか?」などと考えたりもしつつ。
最終的には、アクメッドの妹で魔法使いに狙われてるディナルザデーとアラジンがくっつき。
アクメッドと変な島にいたパリバヌーもくっつき、めでたしめでたし。
影絵でアニメを表現するという発想に面白みがあり、それを根気よく実行した、ということを体感できた、そんな作品でした。
製作国
ドイツ
監督