※大喜利元ネタ
■怒りの葡萄(1940)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、141本目。
以下、ネタバレ備忘録。
労働者が搾取されまくる様をひっきりなしに描いた話。
当時、社会問題になってたのかな。
刑務所から出たトム。家に帰ったら家族がいない。
小作人としてその土地の畑を耕してた父親たちだが、よる機械化の波に耐えられず、土地を追われることになってしまって。
トムも合流して。
途中、祖父祖母、死亡。
また、寝床として途中に寄ったキャンプで、権力者有利な労働者を募り、横暴の様子があり。
別のところに行っても、労働者は良いように使われて。
そんで、トムもそういったいざこざから人をまた殺してしまって。
その場を離れるも、最終的にはトムと家族は離れ離れになり。
トムは何かやれることをみつけたい、と。
家族もまた別の土地に移り、安住の地を探す、といったところで、ジ・エンド。
うーん、カタルシス解放になる部分がほとんどない。
そして、珍しく映画にロマンスもない。
ただただ、支配者階級が奴隷のような扱いで弱者を搾取していく。
もうちょっと、優しくしようよ。
ウィスパーの肌へのあたり心地まだとは言わんけどさ。
ただ、もうこの時代にこういった生産者階級と貧困者との問題提起ができる映画がもうできているのが、さすがのアメリカ様だな、と思わされることとなりました。
製作国
アメリカ
監督
出演
トム・ジョードジュニア:ヘンリー・フォンダ
ママ・ジョード:ジェーン・ダーウェル
ジム・ケイシー:ジョン・キャラダイン