※大喜利元ネタ
■明日は来らず(1937)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、143本目。
以下、ネタバレ備忘録。
愛し合う老夫婦が、住む家をなくして実の子供たちに頼るも厄介者扱いされる話。
いやあ、まずこの夫婦。
美しい。
愛情が。
50年経っても、こうやって二人ともに想いあってくらしたいわ。
五人の子どもがいるが、それぞれに事情があり。
子どもたちは子どもたちでなんとかしてあげたいが、一緒に暮らすとなると、価値観の違いや立ち位置の違いでうまく行かず。
おばあさんの方は、老人ホームへ。
おじいさんの方は、遠くに住んでいるもう一人の子どもの家があるカルフォルニアへ。
二人一緒に暮らしたいという気持ちを持ちつつも、これで生涯の別れになるかもしれなくとも、夫婦はバラバラで暮らすことに。
おじいさんがカルフォルニアに旅立つ最後の日、おばあさんとデートに出かけます。
これがなんともカタルシスを抜けて、良い。
子たちに蔑ろにされていた二人はデート中のこの時間だけは、偶然にも優しい人たちに囲まれて。
そして、二人はとうとう駅に。
言ってしまうおじいさんを見送るおばあさん。
ほとんど今生のわかれになりそうで。
ふたりは別れを惜しみつつ、汽車は行ってしまったところで、涙、涙のジ・エンド。
オイラもこんな夫婦になれるように、50年でも60年でも相方と楽しく暮らせるよう、頑張ります!
あ、子どもはもうちょっと親思いの子どもにしたいね。
製作国
アメリカ
監督
レオ・マッケンリー
出演
おじいさん:ヴィクター・ムーア
おばあさん:ビューラ・ボンディ
息子の一人:トーマス・ミッチェル