※大喜利元ネタ
■灰色の男(1943)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、150本目。
以下、ネタバレ備忘録。
家柄のために結婚したい男と一緒になった女性の不幸な生活の中で希望を見たりする話。
クラリッサはどこかのお嬢様。
学生時代に気になったヘスターと仲良くなるも、
スピリチュアリティーの高そうな占い師からはへスターを占いたくないくらい不吉な存在としてあつかわれ。
その後、ヘスターは男と駆け落ち。
クラリッサは、なんか灰色の男と呼ばれる、ロハンと結婚したり。
で、この結婚が、愛がないの。全く。
クラリッサ子供だけ産んで、あとはギャンブルするかパーティ行くかの生活。
夫からの温かみのある行為は何も受けることはできず。
そんな中、ひょんなことから知り合ったピーターとクラリッサは好意を持ち。
クラリッサとの関わりの中で、灰色の男ロハンの愛人におさまったヘスターの暗躍もあり、クラリッサはピーターと恋に落ち。
いよいよ駆け落ちか、というところで、上手くいかず。
クラリッサ、病に臥し、夫に閉じ込められて。
止めと言わんばかりに、ヘスターに窓全開、暖炉の火を消されて、体を冷やされ、結果、死亡。
ヘスター、一瞬回想で、クラリッサの優しさをおもいだすも、欲しいもの(ロハン)のためには手段を選ばず、手が止まることはなかった模様。
最後は、ロハンは形式上の妻をヘスター殺された、とわかり、ヘスターを打ちのめし、ジ・エンド。
灰色の男や好きになった男、さらには親友と思い込んでいた女、クラリッサが欲の中で翻弄される様が切なくなる、そんな映画でした。
製作国
イギリス
監督
レスリー・アーリス
出演
ヘスター:マーガレット・ロックウッド
ロハン:ジェームズ・メイソン
クラリッサ:フィリス・カルヴァート