※大喜利元ネタ
■幽霊と未亡人(1947)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、160本目。
以下、ネタバレ備忘録。
気に入った家に幽霊がいて、それもまたけっこう気が合っちゃったりして、二人は思い合う話。
印象的だったところ。
未亡人ルーシーは亡き夫の家で義理の姉らにこき使われるのに嫌気がさし、自由に生きてみたい、と家を飛び出すことに。
惹かれるものがあり、借りた家に幽霊である元船乗りの男ダニエルがおり。
ルーシーとケンカしたり仲直りしたり。
ある時、口のうまい男に騙されすっかりほださてるのを見て、ダニエルはもうルーシーの近くに現れないことを決めます。今までのことは全部夢だった、という暗示をかけて。
娘の孫も結婚する頃、ルーシーは数十年間暮らした愛すべき家のいつもの部屋で、入れてもらったミルクを一口飲んだところで、この世とのお別れとなり。
ダニエルはルーシーの手を取り、あの世へと続く一本道を二人歩いていったところで、ジ・エンド。
幽霊の時間感覚は計り知れないけど、人一人死ぬまでの間ダニエルが待ち侘びていたところにジーンときましたよね。
ダニエル、幽霊だったけど特に特殊効果もなく、撮影現場と同じように映画となって観ることになっても普通の人間でしたね。
製作国
アメリカ
監督
ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
出演
ルーシー:ジーン・ティアニー
ダニエル・グレッグ:レックス・ハリソン
マイルズ:ジョージ・サンダース