※大喜利元ネタ
■イヴの全て(1950)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、162本目。
以下、ネタバレ備忘録。
イヴが自分の持てる力総てを使って演劇界でのしあがろうとする話。
印象的な場面。
この映画は、イヴが嘘ついたり人の心の隙をついたりしてのしあがっていこうとするところ回想がほとんどの映画なんだけど、回想から戻った授賞式でイヴに振り回された四人がイヴに
「ここまで来られたのはあなたたちのおかげです」
みたいなあいさつを言われてる時の四人の冷め切った表情を見せるシーンが、「そりゃそんな目に力も入らずどうでと良くなるわな」と思わされるものだった。
そんでそのあと成り上がりたい女がイヴの部屋に来てお近づきになろうとして。
歴史は繰り返される、てなエンド。
そこまでして名声や自己顕示欲を達成したいというのは、人間ってすごい欲がある人もいるんだよなあ、と改めて感じさせられた欲の力を見せられた作品でした。
製作国
アメリカ
監督
ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
出演
マーゴ・チャニング:ベティ・デイヴィス
イヴ・ハミルトン:アン・バクスター
アディソン・ドゥイット:ジョージ・サンダース