※大喜利元ネタ
■赤い河(1948)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、174本目。
以下、ネタバレ備忘録。
たくさんの牛を育てて売りたい男がせっかく耕した土地の付近では商売にならないっつって、その牛を売るために売れる土地まで大移動、そこでいざこざがあって、てな話。
ジョン・ウェイン扮するダンスンがとにかく頑固親父。
自分が絶対正しいと思い込み、そのパワーでやってきた男。
しかし、牛を連れての荒野の大移動で、雇った男たちの不平が募る中、それでも融通を効かせず、ただただ自分の思った通りにしようとする。
ダンスン、人心を動かすのがとって〜も下手!
そこで、ダンスンと親子関係のようになっていた、モンゴメリークリフト扮するマットがとうとう反旗を翻し。
ダンスン、ボッチ状態。
生かしておいたら絶対お前を殺す、という言葉をマットに放ちます。
みんなで、目的地をミズーリから、も少し近いカンサスに。
そこでインディアンに襲われてた集落を救ったことで、テスと恋仲になり。
最後、ダンスンはマットに追いつき、いよいよ二人は対峙。
ズンズンと凄い勢いでマットの元に歩いてくるダンスン。
そこで、今回一番印象に残ったシーン。
マットのライバルにダン、というガンマンがいるんですが、そいつがダンスンが進んでくるのを止めようと、声をかけます。
2度目に声をかけて、撃ち合いに。
ダンスンに弾は当たらず、ダンは撃たれて。
その後、ダンスンとマットが顔を合わせ。
銃を構えるダンスン。マットは一切の抵抗をみせず。
しかし、銃をすて、ステゴロの闘いになったらば、マットの方もファイトして。
そこで、割って入るのはテス。
「二人とも殺す気がないのに何やってんのよ!」
ってなことで、茶番だと喚き散らします。
ダンスンとマットはその言葉に興醒めして、仲直り、昔はダンスンの烙印だけだったのが、マットのMも付け加えるか、なんつってジ・エンド。
最後、二人の殺し合いがどのように決着するか、とドキドキしていたところ、大団円的な終わり方方をして、途中で撃たれたダンの意味はなんだったのかを問いたくなるような、そんな映画でした。
監督
出演
トーマス・ダンスン:ジョン・ウェイン
マット:ガース:モンゴメリー・クリフト
テス・ミレー:ジョアン・ドルー