思ってもみないことばかり。

40代で父親に。ボケ、大喜利、『思ってもみないこと』を書きつづっております。

お金を賭けても、徳は積めない。

一人で家にいると暇なので、競輪アプリを久しぶりにやってみる。
この競輪というコンテンツは、朝から晩まで、深夜以外ずっとどこかの都道府県でレースが開催されているので、思いついたらアプリで遊ぶことができるのだ。
私がやっている『TIP STAR』というアプリはお金をかけなくても遊べるようになっていて、なんとなく適当にそれっぽい人にゲーム内メダルをベットしてみるだけ。
当たったからといってお金に変えることはできないのだが、ちょっとだけ、うれしい。
ミニマリストな私は『生まれくる子どものためにも決してギャンブルはしない』と決意しているので、「今の予想、お金かけてたら15倍になってたよ」という誘惑があってもお金を賭けることはしない。
しかし、「ちょっとだけうれしい」というだけでこの手のレースを一生続けるのは、難しい。
果たしてお金をかけずにレースを楽しむには、一体何が必要なのだろうか。

プロレスのように、ヒールがいると、面白い。
毎レース、9レーンにデビル軍団みたいなのがいて、「生活費返せー!」とか「てめえでいくらスッたと思ってんだー!」とか今まで各選手に飛ばされていたヤジをデビルが一手に担って。
デビルはデビルで、他の選手に蹴りかましたり、チェーンを首に巻いたりして、反則ありの走行をしたりして。
でも普通に二車単1-9、2-9みたいに賭けることも出来て、実際はデビルに賭けるヤツもけっこいたりして。
そんなレーンがあったら、別にお金を賭けなくても面白く見られることだろう。

問題があるとすれば、筋書きのないレース展開をどうするかだが、もともとこの『競輪』という競技は一レースごとに動機や同郷で組んで走ることが多く、義理人情などもからむみ、完全な実力勝負だけではい。そこに『ヒール』という要素をぶち込み「今回はヒール軍団に先行してもらおう」とか「絶対負けられないレース展開だから、ここは逆に仲間内で抑え込もう」とかを選手が考えるようになり、さらにレース展開が多様になり、面白みを増すのである。
あと、個人的に私はヒール推しなので、お金をもらえない分、アプリ内のメダルでヒール軍団で当たったら当たった分だけ、他の選手を場外でフォークで血祭りにあげてほしい。

競輪というスポーツは特殊なもので、サッカーやバレーなど、別スポーツからの転向組が多いらしい。
だからこそ、ここは一つ、プロレスからの転身ということで、伝説のヒールレスラー軍団『極悪同盟』に競輪にぜひ参戦をお願いしたい。
きっと彼女たちなら、たとえ後ろにデカい旗を立て、ハーレーを乗るようなチャリンコ操縦でも、しっかりとした結果を出してくれるだろう。
彼女たちは、本当は厳しい訓練に耐えてきた、ストイックなスポーツマンなのだから。