思ってもみないことばかり。

40代で父親に。ボケ、大喜利、『思ってもみないこと』を書きつづっております。

妊娠中は、玄米パンもいいけどサブウェイもね。


妻の妊娠中は、なるべく栄養があるものを摂ってもらいたい。
家に『玄米パン』が無くなると補充をするために近くの成城石井まで調達しに行く。
普通の食パンに比べ目が飛び出すほど高い値段なのだが、栄養価が食パンに比べると豊富なのに加え、妻は小麦を摂りすぎるとお腹を壊すような体質だったりするので、ただでさえ辛い妊娠中に食べるものとしてバリエーションを保つためにはこの『玄米パン』は欠かせない。

とは言っても、普通の食パンより売れ行きが見通せないせいか、お店で玄米パンが品切れのこともある。
そんなときは、サブウェイでサンドイッチを買っうことがある。
パンの原料は玄米ではないが、健康に気を使っている雰囲気を感じ、帰り道にある店に寄っているのだ。
しかしこれがまた、多岐にわたるこのサブウェイの最善の買い方なんて、私にはわからない。
そこで、妻の買い方をLINEにしたためてもらったものを見ながらの注文となった。

「野菜は全て入れてよろしいでしょうか?」
「トッピングをどちらか入れましょうか?」
「ドレッシングはいかがなさいますか?」

すべて妻の思う通りに店員に伝えて買って帰り、それを家で平らげたあとは満足したみたいだった。
しかし、あれだけ色々聞かれたのになんだか聞かれ足りない気もする。
それはいったい、どういった類のことなことか。

『どんな調味料風味の顔か』ということである。
「お客様はソース顔と言われますか?しょうゆ顔と言われますか?」
そう聞かれれば、一瞬、ぎょっとするだろう。
しかし、しょうゆ顔であれば醤油のとりすぎ、ソース顔であればソースのとりすぎ、という可能性がどこかにある。
健康志向のサブウェイであれば、その観点からソース顔の人にはしょうゆを、しょうゆ顔の人にはソースの隠し味を足すくらいのサンドイッチの調整をしてくれるかもしれない。
毎日この調整されたサンドイッチを食べていれば、ソース顔の彫りの深すぎる顔は少し浅く、しょうゆ顔の薄い唇は分厚くなっていき、顔面面でもバランスが取れていく、というものだ。

しかし、調味料で顔面が変化するというのなら、やはり私は憧れのブラッドピットのような顔になってみたい。
その場合は昼食はしばらく、ペヤングカップ焼きそばが続く日々となるだろう。
確たるソース(情報源)が出てくることを願う。