思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『洗濯機』


実に8年。新しい洗濯機が我が家に来たのだが、洗濯の運転音がとても静かだ。
以前と比べてゴーッ、ゴーッという音はなく、近くで赤ちゃんのベッドがあったならそのまま眠ってしまうような子守唄的な運転音なのだ。
しかし、8年の時を経て、その洗濯機に組み込まれてきたテクノロジーに感動したが、しかし正直に言うと、予想の範囲を超えてはいない。
この買い替えまでの8年でもっと変わっていて欲しかったこと。
米や泥ネギが洗える機能や、オレンジジュースでオレンジ風味の洗い上げができる機能、猫も安全に洗える機能。
しかし、やはり一番ついていて欲しい機能はアレである。

使い終わって丸めたティッシュを洗い上げる機能である。
これは、もちろんティッシュ単体でも資源を無駄にしない視点では有効なのだが、もう勘の良い方ならおわかりだろう、ポケットに入れたティッシュこそ洗い上げてくれることこそが真の狙いだ。
誰しもが、使ったティッシュを丸めてポケットに入れっぱなしにして洗濯機に放り込んだことがあるだろう。
今までの洗濯機では完了した洗濯物には破れたティッシュが濡れたままTシャツやパンツに貼りつくという悲惨な結果が待っている。
でも、もしティッシュが洗い上がったら?
ゴミ箱が近くになくても気兼ねなく鼻をかんでポケットに入れられるし、ニキビを潰して血を絞るようにティッシュで抑えたあと丸めてもポケットに入れられる。
吹き出物が多い思春期の若者や花粉症の我々にとって、それは悲願なのである。

洗濯をする際の問題の九割は、このティッシュ問題である。
さらにはもらったアメやチョコレートがポケット入ってることはもある。
その場合はやはり先程述べた、オレンジジュースで洗い上げることであらいあがった衣類がすべておやつになれば、もう洗濯機業界に言うことはない。