思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『海辺のレストラン』


海辺のレストランには一定の憧れがある。
オシャレで、雰囲気が良くて・・・アロハシャツがよく映える、そんなレストラン。うちのワンちゃんと一緒に落ち行く夕日を眺めてみたい。
そして、そのヤシの木が植え込んであり、さざなみが聞こえるレストランの最上階のテラスからはどこまでも続いている水平線が見える。
そんな心洗われる、海辺のレストラン。
そんな場所でも、もしかするといつかは何かとんでもないが起きることがあるかもしれない。

ゴジラ(仮)だ。
落ち着いた雰囲気の中鼻歌を歌っていると、さきほど聞こえてきたさざ波の音がどんどん大きくなり、海面から出てくるでかい、ゴツゴツした生物が、出現してくるのだ。
最上階テラスより何倍も高いところから見下ろすその生き物。
近くで日光浴をしていた外国人は「ゴッドジラだ!」水着でサングラスの女性は「いいえ!ゴジラよ!」なんて、どっちでも良いことを宣いながら。
ゴジラが吹いた火は、タバコを吸おうとしてライターをカチカチしているところの必要な火を、ギリギリにつけてくれることだろう。

海辺のレストランにいれば、マジックアワーを見るというこの世で最も美しい瞬間、また、ゴジラの第一発見者になることもある。
そんな2つの非日常が潜んでいるからこそ、オイラはそこに、一定の憧れがある。