思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『アシスト』


電動アシスト自転車は、めちゃめちゃ気持ち良いものである。
ひと漕ぎするだけで、夢見心地の爽快さ。
平坦な道はさることながら、特に坂道でそのアシストは存分にその力を発揮し、オイラの気持ちを晴れやかにする。
そのアシストを受けたオイラは、「まるでつけてないみたい!」というセリフが、今では理解できるようになった。
それは、アシストがある事により「そんなにやりたくないけどアシストしてくれるなら」と、チャレンジ精神が育成される土壌が培われることにつながるのである。
そんな怖気づきやすい人たちをターゲットにした商売も生まれそうな気配がする。

それは、『怖気づいたあなたの背中を押しますサービス』という名称のものかもしれない。
それは、面接や入社日初日、会社前で行きたくない気持ちでいる君の背中を「オレが付いてるから、行ってきなよ」と、結構強い力で腰と背中をグイッとアシストとして押してくれるサービスになる。距離によって料金が違うだろうから、会社の真ん前で押す場合と、敷地外の植え込みあたりから押す場合では、大体7、8000円くらい違ったりして。
もちろん、それは個人サービスだけではなく、会社側が使うサービスでもある。
部下のミスで取引先に謝りに行かなくてはならなくなった時、上司
が謝らせるために無理に頭を下げさせようとするのを見かけるが、アレは下手すりゃパワハラで訴えられる可能性がある。
その時に同行するのが、『あなたの部下をおじぎさせますサービス』だ。
得意先の担当者に向かって、上司、サービスマン、部下と並び、「この度は誠に申し訳ございませんでした!」と上司が謝ったあと、謝りたがらない部下の頭と背中をサービスマンは誠実な力を込めてグイッとアシストし、下げさせる。
これで、上司はパワハラ問題を回避できるのだ。
また、社長には下手売った時には船場吉兆の会見のような、隣から次何言うかのアシストも可能にするだろうから、そんなサービスを見つけたら相談してみるのもよいだろう。

実際、オイラはクイズのヒントを次々だしてくれるような、答えを誘導してくれるようなアシストが好きである。
「ほら、あの、下が大火事って言っても、本当の火事じゃなくて、上も、本当の洪水じゃなくて、いっぱい浴槽の中に水が入ってるって感じで・・・あ、浴槽言っちゃった!」みたいな、わざとらしいアシストが、大好きである。