今回はスパイダーマンがEDになる話。
メリージェーンが気になりまくっちゃて蜘蛛の糸が出なくなる。
親友のハリーとも険悪な関係になっちゃって、ピーター酒に酔ってビンタ二発食らわせられたりするからね。
主人公、とそれ以外の人間も悩みまくるところがこの映画のいいところなんだけど、今回ももちろんテイストそのまま。
前作でベン叔父さんが言った「大いなる力には大いなる責任がともなう」って言葉を思い出すも、やりたいことやれなくてつらい。
「もういい加減ヒーローやめても良いよね、人生を楽しんでも良いよね」と、オイラたち側にもヒーローやるモチベ保てないよね、っていう気持ちを思い起こさせるシーンが印象的。
ベン伯父さん、言葉が重いのよ。
ピーター呪縛かけられてかわいそうよ。
今回も全般的に感情が動かされたよね。
この作品で気づいたけど、この監督、人を叫ばせるのうまいね。
一瞬で心の中の恐怖が湧き出してくるのね。
ドクターオクトパスが手術室で目覚めて医師を襲ったとき、オフィスに現れたときに女性が叫ぶところがもうありったけのエネルギーを解放せんが如く叫ぶのよ。
ホラー映画ではないのに、あり得ないことに対する恐怖をひしひしと感じられる。
今回も、どのシーンも目を離せない映画でした。
あ、でもスパイダーマンがED状態を理由にビルを知らない俳優とエレベーターで降りるシーンだけは必要ないかったね。