思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『とろろいも』

 

毎回、ととろいもには頭が下がる。
あのツルッと冷たい食感、スッキリとした味わい、さらにはご飯と醤油と協力しあって、さらなるその旨味を引き出してくる。
いつもありがとう。
そんなあなたのフレッシュなお友達、とろろいもなのだが、オイラはそろそろエナジードリンク化して良い頃ではないかな、と素直にそう思う。
あのキレやシャッキリ感は、バッチリ目が覚めるだろうし、栄養分も申し分ない。
既存のエナジードリンクが戦々恐々としている姿が目に浮かぶ。
何といってもカフェインが入ってないので、多少飲みすぎてもカフェイン中毒にならず、エナジードリンクとして鳴り物入りで業界に殴り込んだあとは、コーヒーに取って代わってネスカフェアンバサダーのようにオフィスに常備されるようになる日が来るかもしれない。
そうすると、スタバやらタリーズやらがいよいよとろろいもに手を出さないといけなくなろだろう。コーヒー屋のプライドを捨てきれず、まずはカフェラテのミルク代わりにとろろを混ぜるという悪手から始まるかもしれないが、何といってもとろろは『THE 和』なのだから、醤油とわさびを入れるシンプルな形式から大きな逸脱は許されない。各々のカフェの基調も、シックなものからどこか日本の田舎を思わせる純白とか、優しいクリーム色とかになっていくだろう。

そして、各地にとろろいもがいろんな形で広がっていくことを、オイラは願っている。
いよいよとろろいもも宗教にも使われかねないが、教祖のとろろ風呂の残り湯が数十万となったところで、教祖が本当にとろろ風呂に入ったかどうかは、身体の赤みや体を掻きむしるかどうかでわかる。偽物の教祖は、とろろ風呂に入ろうともせず、その風呂のとろろをひとつまみしてそのネバついた触感を確かめてどの品種かを探るくらいのことまでしかやらない。
しかし、これはつまり、教祖が本物かどうかが、とろろいものおかげでわかるようになる、ということである。
もっとも研究開発がなされ、かゆみを抑えてくれる『塗るとろろ』がもしかしたら出てくるまでの間かもしれないが。

果てしないとろろいも旋風が、世の中に改革をもたらす。
「ちょっとロロイモっていこうか」
これからデートで定番のセリフとなるはずである。