思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『アメイジングスパイダーマン(2012)』を見て。

とにかく最初の約1時間、スパイダーマンにならないのね。
ピーターの父母が出てきたりとか、ガールフレンド出てきたり、ピーターがパワーアップして同級生をやり込めるシーンとかあるんだけど、全体的にテンポがスロウ。

蜘蛛に噛まれて変身した後のピーターの顔はカッコ良かったけど。さすが役者。
ただ、スーパーパワー得たところもなんか微妙・・・
科学的な部屋でサイエンティックな仕掛けの中で蜘蛛が身体に付着して、ってね。

なんかどこかの倉庫みたいなところで力試しみたいなシーンも伝わらないかったなあ。
リアリティの追求をしたいのかなあ、と思ったけどね。足の裏などに毛が生えて、それでビルの壁とくっついて登れるようになった描写があったり。

あとは、そもそも科学の少し難し目の話もスッと入ってこなかったし、もう一つ入り込みづらい。
崩壊率アルゴリズムって言われても、元々のスパイダーマンファンならわかるの?って感じ。

ただ、モノをいちいち破壊するのは印象的。
ダンクしてバスケットボードとかドアぶっこわしたりとか。

あと、このスパイダーマンって、最初は正義の味方じゃないのよね。
性格も荒め。いわゆる一般的な勢いづいた若者。
さらにスパイダーマンのスーツを着てまた、性格が「ハイ」な感じに変わる。

敵は白衣を着たトカゲ。
途中でっかい白衣着て出てくるシーンもあるけど、そんなサイズの白衣あるのか?なんて、そういうところが目についてしまったかな。

対決シーンはやはり迫力があるけど、今回は腕に蜘蛛の糸を調節する機械がついてんのね。
そのへんもリアリティ。
その割に、警察もお粗末で、そんな必死になってスパイダーマンをつかまえてどうすんの、追っかけ方もしてるしねえ。

途中トカゲ男を追っかけてビルを糸で渡っていく中で建設会社の人が助けてくれるのも、ハラハラ感が微妙でもどかしい。。。

どうしても、前シリーズの出来が良いせいか、違いを楽しむようになってしまうけど、これはこれで見どころを見つけることを楽しめる映画、といったところでしょうか。

最後の飛ぶシーンなどは、スパイダーマン映画の特権でしょう。