思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『ハイテンション』


ハイテンションはとても楽しい気分ではあるが、その分寿命とトレードオフだ。
動きが機敏になり、口が達者でさらにワンオクターブ上の声を出し続ける・・・何億個の細胞が死んでいっているというのか。
しかし、そのままハイテンションだけで生きている人など、この世にはいないはず。
みんな、ローテンションとのローテーションをくぐり抜けて、ここぞというときにハイテンションを駆使して難局を乗り切る。
かの遠藤氏も、それで幾多の難局を乗り切ってきた。
ハイテンションは、周りに爆発的な風を巻き起こす。何が何やら、こちらまでテンションが上がったような気がして、良い方に丸く収まるのである。
しかし、ハイテンションでは乗り切ることができるが、敢えて乗り切らないほうが良いことも多々ある。

それは、例えば、ドモホルンリンクルの抽出液を見守るとき、などだ。
もし、仮に抽出液をハイテンションのまま見守り続けたなら、その人の全ての液という液が外に抽出されドモホルンリンクルな製造過程のどこかに溶け込むことだろう。かなり不幸だ。
ラクダを引く仕事、というのもある。
これも、太陽が照りつづける砂漠の上で、売買のためにハイテンションでラクダを引き続けると、ラクダが求愛と勘違いし、そのまま世帯を持つのことにもなりかねない。
恐ろしい。

しかし、使い所さえ間違えなければ、それは人を惹きつけるポテンシャルを持っていることになる。
年をとったとて話し相手がいなくなりがちなじいさんばあさんでもハイテンションでいることで、人が寄ってくる。
そのときに血管がちぎれないように、樹脂的な人工血管の開発が待たれる。