思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『アメイジングスパイダーマン2(2014)』を見て。

アメイジングスパイダー2
監督:マーク・ウェブ


冒頭の、ニューヨークの街でスパイダーマンがトラックを運転する悪党を蜘蛛の糸を使ってプルトニウムを落とさないで落とさないで追い詰めていくシーンは颯爽としていて良かったなあ。

今回の敵は二人、エレクトロンと、ゴブリン。
ただ、どちらもそうなった背景などは描かれるけど、共感しづらいキャラクターになっていて、さらには敵としても中途半端な感じ。
エレクトロンスパイダーマンを電撃で攻撃する映像はなかなか見応えはあったけど、中ボス扱いでやられ方も粘り気なし。
納豆でも仕事でも、粘りは大切。
同情できる部分もあったけど、もっと同情したかった。

ゴブリンの方も、相変わらず偏った考え方をお持ちなようだが、キャラクターの敵的要素が目立ち、結果ヒロインであるグエンを殺してしまうキャラクターの割に重みを感じなかったなあ。
あれ、物語の終盤近くで逮捕されてエレクトロンを脱獄させるんだけど、逮捕後は仮釈放されたの?しかも、刑務所に行く時、あっさり警備してる人やっつけるし。
ともかく、このキャラで見たかったのは狂気ならもっと狂気を、重厚さであればそれをもっと感じたいのがオイラの気持ち。
髪を短くするなら五分刈りにするような勢いで、ズバッとして欲しかった。

そして、この映画の最大の見どころであろう、グエンが
地上何十メートルのところから落ちていき、スパイダーマンが必死で助けようとするシーン。
あの、蜘蛛の糸が手の形のように見えるところだね。

あそこがグエン役のエマ・ストーンの可憐さが際立っていて、これ撮りたいからエマ・ストーンを配役したのか、と思うほど、画面に見入ってしまった。

アメイジングスパイダーマン1、2合わせて、あのシーンを見るための前振りが長い映画というシリーズだった。


余談だけど、