思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『ボールペン』

 
履歴書を書いていて書き損じまくってた時期、ボールペンは憎らしく思っていた。
紙の上では消そうとしても消せない、アナログタトゥーなのである。
 
消せないからこその有効性はあるとは思うのだが、オイラのように「新」と「親」とか、「起床」と「起承」を間違えたりする人間にとって、「書き損じ2ペナまでノーカン」くらいの広いふところを企業や公文書を扱うサイドの方々には見せていただきたいという願いはある。
 
ちなみに、オイラはボールペンの使い方が不器用で、赤ボールペンを重要なところに、青ボールペンを気になるところに、と決めたところでその境目がわからなくなって、とりあえずの緑ボールペンで線を引き、アンケートのほとんどのチェックを真ん中の「どちらとも言えない」とするような、一時凌ぎをしたりするようなところがある。
要は、要所掴みが下手ということだ。
 
そんなオイラのような人間にありがたい時代になったのはPCで書類を作るようになったことだ。
それこそ、とっくのとうに履歴書もPCで作る時代に入っている。
しかし、手書きのほうが心が込められて良いだのなんだの、店頭にはためく「おふくろの味」と書いてある宣伝文句のようなことを言っているところもある。
ならば、書き損じもせず手作り感をだすためにPCに自分の文字をスキャンしてその文字をマウスで貼れば良いのでは、と思うが、またサーティワンアイスクリームの面談でも受けることがあったなら、そうしたい。
 
こんな感じでどんどんボールペンでやることがPCに取って代わると、ボールペンのお仕事は背中にあるファービー人形のリセットボタンを押すのと、同じくゲームウォッチのリセットくらいしか無くなるわけだが、偏頭痛持ちのオイラには、ボールペンは左のこめかみ付近や耳の裏を少し離れた頭のツボを押す、という大きめの役割が任されているので、結果、常にテーブルやこたつの上のそこかしこに転がっている。
 
果たしてノートパソコンの角で頭のツボを押す時がそのうち来るのだろうか。
期待したい。