※大喜利元ネタ
■抵抗(レジスタンス)死刑囚の手記より(1956)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、3本目。
以下、ネタバレ備忘録。
この映画はタネも仕掛けもありません、というわけではないけど、実直に作られた映像、といった感じ。
『死ぬまでに観たい映画1001』という本を頼って、お見合い結婚のように映画を見ているオイラもオイラだけど、その相手がテレビも見ずお菓子も食べず自分の信仰している宗教の話だけされたら、その生活は人生に潤いを与えてくれるのでしょうか。
美点。
脱獄する時の看守を亡き者にするシーンで主人公のフォンテューヌがカメラ外でコトを終えてまたフレームに戻ってくるところが、ニクい。
いきなり16歳の少年を放り込んでくるところはオイラが思うところの映画らしくなり、少しニヤッとさせられる。
大きくなったらエビピラフのエビが食べられるようになったし、自分が変われば感じ方が変わるんだろうけど、これからどんなものを見るにせよ、最低限は目を開いていることが肝要。
古典映画の洗礼を受けたかな、といった思いがほのかにする映画でした。
監督:ロベール・ブレッソン
出演フランソワ・ルテリエ