※大喜利元ネタ
■アンダルシアの犬(1929)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、2本目。
以下、ネタバレ備忘録。
「え!?なんで!?」を楽しむための映画。
今回の脚本に名を連ねる『ダリ』という芸術家はよく知らないけど、なにやらアーティスティックなのはわかりますわ。
おおよそ一般的な行動じゃない映像(目を切り裂く、場面が急に変わって草むらで倒れる)がいきなり表れて、意味の説明がなく進んでいく映像に、どうにも笑ってしまうんだよね、これが。
一番印象に残ったシーンは、女性ともつれてあっている男が胸を撫で回すところであり、2回目の妄想ではケツを想像して撫で回しているところ。
女性的な部分を貪ろうとした欲張りな感情でも表しているというのか。
おせちもいいけどカレーもね、と言ったところでしょうかね。
冒頭のおおよそ若い男性がつけることはずもない赤ちゃんコスチュームをつけて自転車こいだり、そのコスチュームをベッドに寝かせておいてみたり、これが今にも笑いの分野などで脈々と受け継がれるシュールということなのだろうか。
最後は春になって固まっていたが、何があったんでしょう。
あのタイミングで、このお話のゼンマイが止まった、といったところでしょうか。
監督
脚本
出演
ピエール・ダチェフ
シモーヌ・マルイユ