思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『借金』

 
うちの父が生前に話していた。
「いいか、借金だけはするな」。
そんな父は亡くなる直前、自分に隠していた借金があることを母に伝え死んでいったが、自分の過ちを息子にして欲しくなかったのだろうか。
そんなオイラは父の遺志は棚にしまいこんで、なかなかのクレジットカード使いである。今は、ネットでものを買うときにはクレジットカードで支払うと便利だし、ポイントも貯まる。しかも、オイラみたいなへべれけ野郎でも審査は通って、お金を貸してもらえる。ありがたい存在なのだ。
ただ、もちろん相手もただ笑顔で金だけ貸し出しているわけではない。そう、『リボ払い』である。
ついつい、今月使い過ぎちゃったなあ、といったときに目に入るのが、『なんちゃって良い人』のような「リボ払い」である。
支払いを来月に伸ばせるし、月々を一定額にすることもできる。便利に感じるような魔術をかけてくる。そうしていつの間にか借りたお金は、「これ食えねえよ」というくらいの野菜や背脂などが乗っかったラーメンのようにボリューミーになってしまうのである。
我々に見せるその笑顔は、なんの笑顔なのか、今一度、確認したい。
 
あちらさんも商売、うまくサービスの利用をしよう、ということで締めたかったが、最後にもう一つ。
父は、借金を隠したことによって、その後ろめたさで死期を早めたのかもしれない。
よって、オイラは借金を包み隠さず、親兄弟友人に大っぴらに話していこうと思う。
もちろん、他の人の借金の話も聞きましょう。
お互いに心配し、お互いに返済にはノータッチで「大変だね」の一言で良い。
本当に、本当だ。