アパガードに憧れたことがあった。
オイラは歯に茶しぶがつきやすく、歯医者で歯をクリーニングをしても数日経つと焼きマシュマロの焦げのような茶しぶはまた付着する。
その他にも歯並びや噛み合わせなど、若い時には気になっていたが、いまや30代も過ぎ去り気に掛かってくるのは歯肉の減りや噛む力であり、もはやアパガードは尻の毛の永久脱毛に行くことくらいの低い優先順位になっているのである。
その噛む力なのだが、「一口で30回は嚙め」と巷でよく聞くことを実践しようとするも、オイラの食事の仕方で一口で剥き栗6個分ほどを口の中に放り込むのは「果たして噛む回数は30回で足りるのか?」という疑問が出てきた。
結局答えがわからないのでどうでも良くなり、5噛みくらいで胃に急行させるという「どうせバイトの面接に行っても受からないから意味ない!電話しない!」ばりの愚行を今のところ繰り返している。
30回噛むことと毎日納豆を食べているという郷ひろみなら、その答えを知っているのかもしれない。
一般人も歯が命。
維持されてほしい。