思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『リサイクル』

 
ホームセンターに行くと、にわかに自転車の車輪のサイズは26インチ派か、27インチ派なのか、という問題に直面する人も多いことだろう。
そして、サイズ違いは自転車でも起こる。
うちの母親が、ドンキで兄と自転車を買いに行ったそうだ。
兄は母の好きな自転車を選ばせたということだったが、そこで母が気に入ったのはボディが黒の27インチ。見た目は高校に通う学生が乗るようなシティサイクルで、試乗せずに購入した。
その後オイラと二人で出かける時にその新しい自転車に乗ろうとしたのだが、なんと、跨げない。サドルを一番下にしていたのに、である。
おそらく本人としては空気を切り裂く勢いで足を上げ、なんとか乗ったものの、なんとそのまま転倒。齢70歳である。伸びきったゴムで袋を縛ろうとすると切れるかのごとく、母の筋力では27インチの大きめに作られた自転車にいきなり乗り込むことはできないのだ。
ちなみに、ハンドルも今まではカマキリ型ばかり乗っていたのに今回はトンボ型である。
自転車のハンドルを変えるのは古希になったらやりたかった新たな挑戦だったのだろうか。
 
さて、自転車の問題はサイズ違いだけではない。
アチェンジがついているチャリを買うか否か、ということも取り沙汰される。
オイラはギアチェンジ有り派だが、その分価格にプラスされる。
あのキャリキャリとギアが変わる音が、フォーでいう『パクチー』のような添え物的な楽しさなのだ。
そして、坂道ではギア1、信号待ちが終わればギア3から4に上げていったりして、電車でGO的な適材適所のような操作感もまた良い。
だが、切り替えのついていない自転車もまた「脚力に自信あり」という、自分の肉体への信仰が表出されて、また良い。
 
26インチか27インチか。切り替えの有無はどうか。
そんなことよりオイラはチャリの購入のポイントを折りたたみができることとした。タイヤは20インチの小径である。
まず跨げており、近くのスーパーまでいけるので「これで良いのだ」とバカボンのパパの超名言をここに添え、次回の自転車購入までインチという単位は忘れることにする。