思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『師走』

 
日本には師走という言葉があり、サラリーマンも商売人も、忙しそうにする期間のようだ。
オイラも、なんとか忙しそうにしようとして、保存食の缶詰の賞味期限をチェックしたり、買って積んでいるだけの本を見て、読まなさそうなものをチェックしたり。苦行である。
 
なぜ、忙しそうなほうがいいのかというと、これは、「忙しそうにしていれば物事を頼まれたときに断れるから」ということに尽きる。
おそらく師走を考えた人は、テレビのリモコンが必要なたびに取ってくれと呼ばれたりとか、使わなかった年賀状で懸賞出すの手伝って、とかいう頼まれごとを断るために忙しいフリをしようとしてきちんと忙しい、を意識する習慣になるような概念を編み出したのではないだろうか。
 
やはり頼まれごとに関しての対策としては、声をかけられそうになったら、その場でスクワットを始めることである。
けん玉があれば、それでも可。
スクワット中に話しかけようもんなら数がわからなくなったと逆ギレもできるし、けん玉だったら三山ひろしを引き合いに出して、「これが紅白だったらどうすんだ」と文句を返し、最終的に三山の曲に合わせて終わり際に相手にもけん玉をさせても良い。いつだって、人間は一生懸命な人の邪魔はできないのである。
 
色々書いてしまったが、オイラ自身はそんなに忙しそうにしなくてもいいのではないか、と思っている。
なぜなら、信頼して物事を頼んでくれる人が周りにいないのだ。誰にリモコンを取ってあげることはなく、「今忙しいから」というタイミングもない。それもさみしいものである。
そう、人生100年時代、物事を頼んでくれる信頼できる仲間がいるうちが花なのだ。