日傘は、女性男性のお肌の他に、他人の刺すような眼差しからその身を守ってくれる。
オイラのようなダメ人間には、日傘で道行く人の顔が見えないくらいになって、やっと街を歩けるくらいになるのである。
昨今、日差しが強まり男性でも日傘を差して良いような雰囲気が出てきた。今までは、「男が日傘なんて」とせせら笑われていたことだろう。しかし日傘は、そのせせら笑った顔を隠して見ることを防ぐことに役立ち、みるみる間に市民権を獲得しつつある。
あとはもう一つ、市民権を得るためになにかなせるべきことはあるだろうか。
それは、傘ゴルフ用日傘の発売、である。
ビデオデッキがアダルトビデオを見るために普及したように、傘が普及するにはその柄のグリップ感がゴルフ的でなくてはならない。
ゴルフは知っての通り、全世界で数千万人以上に達する愛好家がいるだろう、超メジャースポーツである。
その光っている存在にぜひとも日傘もあやかり、日傘とゴルフの間に蜜月関係を築いてほしいものだ。
その関係が続けば、そのうち『日傘にもなるゴルフクラブ』の販売も検討されることだろう。
日本と米国とが近寄った結果、1980年代あたりで日本が米国経済を追い越さんとしたかのように、日傘もスキあらばゴルフのと立ち位置を入れ違えようとするそういった姿勢に期待したい。
