思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『おでん』


おでんを食べたら冬がやってくる。
だから、なるべく食べないでいたのたが、先日、ついにいただいてしまった。
ごめん、みなさん。でも美味しかった。

おそ松くんにいつもおでんを持って走り回っている『チビ太』というキャラクターがいる。
小さい時、チビ太の持っていたあの串に刺さった三角丸四角のおでんに憧れたものだ。
公式にはコンニャクとガンモ、ナルトということらしいが、オイラの中のおでんランキングの上位ではない。オイラがあの串刺しおでんを作るとしたら、まず『△』はチーズはんぺんから用意したい。おでんづゆに浸かろうが、チーズはんぺんの美味さはへこたれない。おでんとのファーストインプレッションにはインパクトは抜群だ。
『○』は、あの中が豆腐で表面が上げたような見た目の『豆腐揚げ』がさっそくの登場である。
あれが現在、オイラのおでんランキングで堂々の1位である。
あの柔らかな感触。魚肉と豆腐にの絶妙なバランスにしみた味。
冷凍して保存できない、この食材を買うからには早めに白だしに浸さなくてはならない、というおでんの申し子なのである。
最後に、長い『□』に見える部分。ここに当てはまるものは、正直難しい。ちくわ、ちくわぶなどが候補となるが、どちらもそんなに好きじゃない。
それなら、ここに当てはまる新たなおでんの食材を仲間に迎えるしかない。

ガリガリ君』である。
四角い食べ物といえば、ガリガリくんであり、まったくおでんとは違った、夏の風物詩のものである。いままで全く出合わなかった2つの食材が、今ここで、巡り合う。
もちろん、ガリガリくんをそのままおでん出汁につけると溶けてしまうのは明白だ。なので、魚肉の練り物でコーティングをして、成分がそのまま中に封じ込められるように厳重に包み込む。固さとしては歯型が付くゼリーくらいは必要だろう。
そうして、苦労に苦労を重ねて、串おでんの『□』の部分を作り上げるのだ。

そうして出来上がったおでんネタ『ガリガリ君』。
チーズはんぺんと豆腐揚げに比べて、大きさがでかい、と感じることだろう。
だが、決してちょうどいいサイズにカットすることは控えたい。
かじることで出てくる成分が逃げてしまうのもさることながら、あの大きさがガリガリ君なのだから。
夏と冬の合間の秋がすっかり短くなってしまった。そんな秋にこそ、この新しい串刺しおでんはいかがだろうか。