思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『女子トーク』


女子トークを始めると、たまに小悪魔が召喚されているのを感じる。
トーク女子が数集まると、その陣形により召喚事象が起き、女子たちの周りの空気が変わり、小悪魔が現れるのである。
「ちょっと声かけただけの勘違い野郎が気持ち悪いLINEしつっこく送ってくるんだよ。未来永劫やらせるわけねーっつーの!」「そいつの右耳にタコねじ込んでやろうか!」「そりゃてめーの故郷の話だろ!ってんだわ」「まあ飲め飲め!ガハハ!」
言葉ヅラを見ると、漫☆画太郎の世界である。
普段、男性の前では決して言わない、激烈毒キノコ的しびれ発言や、それこそ小悪魔的男性評価をしてのける。近くで目を合わせようものなら、「こいつの年収はいくらくらいだろう?」と、サーチが入りそうで、とにかく彼女達の作るその魔法陣からは、できるだけ離れて過ごしたい。
しかし人外の力を持つことになった彼女たちに対しても、全く対抗手段がないわけではない。
ショートケーキやシュークリームなんかをお供えすると、ときおり「あ、どうもありがとうございまーす!」と急速に高トーン声への変更がなされ、しばらくの間、安心を買うこともできる。
そんないたずらっ子的魅力も持ち合わせた彼女たちだか、なぜ小悪魔程度の憑依で済んでいるのか。

それは宅飲みでいつも飲むお酒が、『ほろよい』だからであろう。
ほろよい程度のお酒だと、いざ日中に女子トーク陣形を取ったとしても、普段ほろよいから取り入れられているマジックポイントがそこまで多くもない。
故に、召喚も小悪魔程度なのだ。
しかし、これはあってはならないことだが、集まる女子が酒豪ばかりだと、大変なことになる。
それはもう悪魔的であり、言葉が攻撃的というのではなく、あたり構わず実際の攻撃、ショルダータックルの連発となる。デパートのバーゲンセールを思い出してほしい。この特性をうまく使って、バーゲン攻略をしているショルダー女子もいることだろう。肩パットをしていた時代の「アッシー」や「メッシー」たちをアゴで使っていた女子たちの強さをもう一度思い起こされる。
これらを踏まえて、女子トークが執り行われている場所との距離を、今一度考えてほしい。

今や女子もストレスが増え、ほろよい程度はやってられない、という人も多くなってきていることだろう。
「悪魔的・・・」なんて言いながら、立て続けに5杯も6杯もビールジョッキを空にしている女性が周りにいたら、それはもうとっくに小悪魔ではなく、ひとりでに悪魔を呼び出してしまう状態になってしまっている。
そうなると、人によっては日中の暮らしが酔っ払っている悪魔状態から、そのまま悪魔崇拝の道に入っていくのかもしれない。