思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『理解者』


「そんな私でも、理解してくれるカレくんができました。」オイラにも、かけがえのない、そんな理解者は奇跡的にもいてくれている。
しかし、年をとるに連れてそんな理解者との出会いもなくなり、また理解者である母親あたりが天国へ行ってしまい、誰も自分のことを理解してくれる人がいなくなる状況が、気づいたらできあがってしまう世の中になってしまっている。

それにしても、ゲームや漫画などでよく主人公の子どもと理解者としておじいさんで他人の博士が仲良くしているものがあるが、あんなことが現実にあるのだろうか。
実際は、同年代やちょっと年上くらいがそのある少年などの気持ちがよくわかり、理解者として信頼の置ける関係になることのほうが多いのだろう。

たとえば、とある物語。
『数学(かず まなぶ)』くん。彼は、中学二年生ころから、一部のクラスメイトから小難しい奴として敬遠されがち。しかしあるとき、これまた小難しい系女子の1年後輩のリカと化学反応的な出会いをする。
リカの小難しさを、学は二次方程式の応用で理解し深い闇からリカを救い出す。二人には淡い恋心が。
そんなさなか、学は数字では表せない寝たきりの不治の病にかかり、治療のため、彼らにとって天文学的な遠さのアメリカへ引っ越しすることになる。
学にとても救われたリカ。
待っててね、いつか、私、医者になって、学くんを助ける。

リカ、医者になる。学くんの。
りか、いしゃになる。

と、同年代だからこそ、相手の懐に入って、理解し合えることが世の中多いのではないだろうか。

もちろんリカじゃなくても理解できる者であれば、彼らの心の病を治す医者となれる。
同級生の心理 学(こころり がく)くんは、人がどうしてそういう行動をとるのかを熟知している。ただ、彼は必ずしも理解者になるのかはわからない。人の行動パターンを熟知していれば、悪に手を染めることもある。
あなたの理解者は本当に、理解者なのだろうか。
心のスキマを突かれて、利用されていないだろうか。

やっぱり、母親が一番なのではないだろうか。