思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『ご当地アイドル』


とある地方で感じ良く愛想を振りまくことを高めた存在、それがご当地アイドルである。

小規模のステージではあるが、彼ら彼女らはパッケージ化された価値の上で歌って踊り、主に無料で楽しませていることは、地域の賑やかしとして、とても素晴らしいと思う。
テレビに映るような遠い存在ではなくともなにやらキラキラした人たちが触れる距離でパフォーマンスをしてくれたら、そりゃお客側はワーキャー言ってしまうのである。
そのうち推しメンもできグッズも買い漁り、それでご当地アイドル側もお仕事としてご飯が食べられる。WIN-WINの関係である。
しかし、ご当地アイドルは、気づいたらいなくなってしまうくらい儚い存在であることも忘れないでもらいたい。
やはり、よる年波には勝てず、長くできるものではないということもあるし、そもそも、収益が厳しいのもあるからだ。

そんなわりと新しく発足した文化でも、その地域の地縛霊がそのアイドルをはなさんとするがごとく、まさに取り憑かれたようにストイックになるご当地アイドルも出くてくることに期待する。
それは、地産地消だ。例えば、千葉を本拠地として活動するご当地アイドルにはギャラにはピーナッツ、梨、銚子のぬれ煎餅、と、いうところから始まり、味噌汁にはボンビノス、休憩中にはレッサーパンダ風太くんの昔の動画を鑑賞し、ときにチバニアン期に思いを馳せたら良い。もちろん、京葉線は舞浜まで、東西線は浦安までである。

そして、『東京ディズニーランド』にたいしてはアンチでなくてはいけない。
東京という冠をいただき、さも千葉ではないですよ、と口笛を吹きながらごきげんな様子の『東京』ディズニーランド。
だいたいが東京という名のつくものはすでにすべてを得ている。それなのにまだ持っていくというのだろうか。
ご当地アイドルには毅然とした対応をしてほしいし、ここが力の見せ所でもある。ぜひ、『千葉ディズニーランド』になれるよう、ご当地アイドルの力で千葉の地名度をアップしてほしいものである。

なんでも、東京、とつけば人が引き寄せられるというのか。
個人的には地元の誇りを取り戻してほしい。
しかしながら、『東京ドイツ村』に関していえば、なぜか許されて欲しいな、とも思ったりする。
そんな午後の昼下がりである。