思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

『不気味』


不気味のある生活は、時には楽しい。
たとえば、『ゲゲゲの鬼太郎』3期のエンディング。
曲の最後の最後でカニや口でかい妖怪が出てくる映像は子供の頃は怖かったが、大人になって落ち着いてみてみると、怖さというより不気味さが目立ち、不思議にその映像をマジマジと見てみたくなる。
ティム・バートンの作品のように『不気味さの中にある美しさ』とはまた違った、奇々怪々な雰囲気が、今となってはオイラの目を奪う。
他にも、様々な不気味さがある。
バイオハザード1のパッケージに描かれている目。
昔持っていた、スーパーボールの顔面が怪物になっているホラーボール。
すっかり馴染み深い『よく見かけるようになった不気味』の貞子。
一つしかない個室トイレで順番待ちをしてると聞こえてくる、「そんなに使う!?」ってくらい何回も聞こえてくるウォッシュレットの音。
不気味のエンタメが顕著に台頭して久しい。

なので、ここに一番楽しい不気味を決定したい。

ねるねるねるね』の『うまい!』の前の部分までである。
バックが青暗く、どこか神秘的な音楽を背景に「ねるねるねるねは・・・ヒッヒッヒ・・・ ねればねるほど色が変わって こうやってつけて・・・」と、あれほど楽しい不気味さはかつてみたことがない。
そうして、練ったねるねるねるねを食べたあとの不気味さからの破裂的な明るさとのギャップ。
魔法使いのおばあさん、あなたがナンバーワンだ。

理科室のガイコツを筆頭に、ドクロの不気味さはあるが、その目のくぼみを見ているとその奥に小さいハートマークが見えることもある。
なんのことはない、相手の目を見てコミュニケーションをしていけば、いずれわかり合える、異なる存在同士でもそこに恋が生まれるのだ。
そんなガイコツとの心の交流に備えて、ロック好きのオイラは共通の話題になりそうな『ホネホネロック』の映像を今一度見てみよう、と思った次第である。