思ってもみないことばかり。

「ほめる、認める、肯定する。」をモットーに、何もないおっさんになった自分が大喜利や日々のことを書きつづることこで変化していくさまを記録するブログ

お金を拾ってもらって骨身に沁みた話。

 

骨身に沁みる、というのはどちらかというと自分にとって悪いことや失敗したときに心底からの反省として使うことが多いけど、『今回は違う意味のジーンときたこと』の意味で使ってみる。

 

オイラにとって、ジーンと来ることは本当に少ない。

 

そんな中でも、『人間の素晴らしさ』を感じたある出来事を書きたい、いや、書かせていただきたい。

 

ある時、街に遊びに出た。

その時は相変わらずのだらしなさで何かのお釣りで返ってきた4000円をポケットに入れてたんですね。

 

それでそのまま歩いて。

 

ポケットからスマホを取り出して。

 

そして、そのままさらに歩いていると、肩を叩かれまして。

振り返ると、

 

 

「これ、落としましたよ。」

 

 

その声をかけてくれた女性の手には裸の4000円が。

 

こんなことある!?

オイラがポケットからスマホを出してから1分も経たずに声をかけてきて、「落としましたよ」

ですよ!?

 

 

ネコババしようとする葛藤はなかったんか!?

 

 

とまあ、オイラだったら一瞬いや『精神と時の部屋』に入らないと結論づかないくらい時間がかかることをすぐさま結論出したその行為にジーンとして。

 

それからしばらくの間「人間も捨てたもんじゃないな」なんて、よくある荒んだ人間が心に爽やかな風が吹いた時に使うセリフを借りたりして。(どんだけ信用してないんだ)

 

まあ、今でこそオイラも精神面が大分変わりつつありますが、その時拾ってくれたその女性はまだ20代前半くらい。

オイラより精神成熟度が20歳分くらいは進んでおりますね。

 

これからはオイラも人のポケットからは裸銭が落ちると思っていつでも

 

「落としましたよ」

 

と指差させるように、なるべく手は紙袋などを握り込まないでおこうと思う。(違う、そうじゃない)

 

p.s.骨身に沁みる行為っていうのはすごく人間の良さを引き立たせてくれるものですね。