※大喜利元ネタ
■群衆(1928)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、84本目。
以下、ネタバレ備忘録。
群衆に埋もれたくない男が、いたって普通に埋もれていく話。
その男がどうしてそうなったのか。
それぞれに人生があるから馬鹿にするもんじゃないな、と感じたところでもあった。
また、話の中で夫婦に懸賞が500ドル当たるんですね。
自分の子どものおもちゃやドレスなんか買って。
それを子どもに伝えようとしたところ、車に跳ねられちゃう。
葬式ですね。
ささやかな良いことがあったかと思ったら、どん底に叩き落とされて。
それでそのことがショックで仕事が手につかなくなった父親は、仕事辞めて。
そのあと何やってもうまくいかなくなって、仕事も辞めまくって夫婦の危機。
男自身も自殺を考えたり。
それでも、子供のために、死ぬのは思いとどまって、見つけた仕事がピエロ。
そうして、馬鹿にしていたピエロの仕事をする様になって、それでも生きていこうと父親は胸に決めるのでした。
最後は、別れる気でいた妻と、夫のダンス。
みんなでショーを見に行って楽しみ終わりにTHE END。
平凡な生活を送ることもままならない、いや、それこそが平凡な人生であることを教わった、身につまされる作品でしたね。
製作国
アメリカ
監督
出演
ジョニー:エレノア・ボードマン
メアリー:ジェームズ・マーレイ