※大喜利元ネタ
■勝手にしやがれ(1960)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、125本目。
以下、ネタバレ備忘録。
ただただ自分のやりたいように生きる男が、人殺して逃走し、惚れた女性を連れて逃げようとするも、失敗する話。
いやもう、これは、ただのゴロツキのミシェルが非常にクソ野郎で、何もいいところがない。
金も盗む、人も殺す、子供ができたとカマをかけられると塩反応、ひたすら気に入った女とやりたいだけ。
性格も優しくもなく、言ってしまえばカッコつけてるんだけど、カッコ良くない。
これがあればこの時代に受けたのか?
やりたい放題やるスタイルが?
まあ、結果、最後に警察に撃ち殺されるんですが、このシーンが唯一の見どころ。
警察がミシェルを一発撃って当てた後、ミシェルがよろめきながら逃げて。
それをカメラで同じスピードで追うんだけど、警察は何を様子見してるんだ、と。
おっそいの。
自分らの拳銃を発砲することの結果について、次の行動予測してないのか?
犯人がよろめいて攻撃の意思がないんだから、早く確保するなり、もう一回動くな発砲するぞ言ったりしないの?
と、良きところでミシェル倒れ。
今このタイミングよ、とばかりにミシェルが惚れた女性パトリシアが駆け寄り。
このパトリシアも新聞記者になれるところをこの男に丸め込まれて一緒に逃げようとしでしたからね。
それで、ふと我に返って、警察に通報した蹴 結果、ミシェルが撃たれて、瀕死。
最後に、なんか最低だ、なんつってましたけど、まあ、キャラクター含め、そういう人生だったんだな、と言ったところでジ・エンド。
ジャンプカットと口の動きとセリフが合ってないところが革新的だったと思われる、カッコつけ不良映画でした。
製作国
フランス
監督
出演
ミシェル・ポワカール/ラズロ・コバクス:ジャン=ポール・ベルモンド
パトリシア・フランキーニ:ジーン・セバーグ