※大喜利元ネタ
■カルメン(1954)
『死ぬまでに観たい映画1001本』より、126本目。
以下、ネタバレ備忘録。
人のことを考えず自分のやりたいようにやったモテ女が、最終的に元恋人に殺される話。
カルメン、っていう名前はどこかかしらで聞いたことあったんだけど、映画として初めて視聴。
そしたら、このカルメンって女、自分がモテるのをいいことに、やりたい放題。
人の恋人だろうが奪おうとするわ、その恋人に飽きたらすぐ次に行くわ、相手の立場に立って物事を考えずに自分が良いように人をそそのかすわ、でこれに絡まれたジョーはとても不運な男。
カルメンが工場内で騒ぎを起こした罪で民間の刑務所みたいなところに護送中に車が使えなくなり、彼女の故郷で歓迎を受けて。
ジョー、愛していた婚約者がいたのに、カルメンと寝てしまって。
この男も、最初カルメンのことを嫌がっていたはずなのに、結局誘惑されれば即「愛してる」なんて心変わりして。
いや、もともと好きだったのを抑え込んでいたのかね??
そんで、結局その護送業務はカルメンの逃亡により失敗。
責任を取らされ、ジョーが監獄送りにされてしまい。
そこへ、婚約者が健気に監獄まで面会にくるんですが、タイミング悪くカルメンから一輪のバラの贈り物が。
婚約者は怒って帰ってしまって。
この時点では、カルメンはジョーを愛していた、ということみたい。
監獄を出て、いの一番にカルメンに会いに行くジョー。
そこで、カルメンと問答、愛してるなら一緒にシカゴ行こう、なんてわがまま言われて。
ここが、人の立場を考えていないところ。
ジョーは飛行士になりたい、って言ってんのに。
無理やり連れてって、生活とかどうすんのかも考えていない浅はかな女性として佇んで。
そんで、カルメンのことで挑発してきた上官をぶん殴って、結局シカゴに逃げることに。
シカゴでは、追手のMPに恐る生活。
仕事をしたくても、できなく、軟禁状態。
そんな中で、カルメンの気持ちはだんだんと冷めていき、声をかけてきていたミラーになびき。
愛の深みにハマったジョー。
カルメンを取り返すべくミラーのところへ向かい。
その場にいたカルメン。
ジョーに心無い言葉を発して。
それでも連れて帰ろうとするジョーをミラーが止めて、ケンカ。
ジョーはタコ殴りにされ、逃げ帰ることになります。
悲惨ですねえ、ジョー。
最初に婚約者を裏切ったことでこんなにもひどい仕打ちが待ってるとは。
そんで、ジョー、結局、カルメン、殺します。
カルメンは、自分のことは縛れない女なんだから、殺すか自由にして、なんつって。
逆上した勢いで、首、締めます。
そりゃあ、ジョーにしたら全て失ったんだから、どこかに鬱憤をぶちまけなければすまなかったんでしょう。
いやあ、怖いですね、恐ろしいですねえ。
あと、カルメン、思ってたより踊らないのね。
製作国
アメリカ
監督
出演
カルメン・ジョーンズ:ドロシー・ダンドリッジ
ジョー:ハリー・ベラフォンテ